このページの音名は国際的な英語式の音名で、数字はオクターヴを表します。C4は中央のCです。
どちらの棒も記譜音で、同じ尺度で描いています。下の棒は、The Whole Hornが学習者にとって無理のない範囲とする音域です。柵ではなく、範囲です。
コルネットはト音記号で書かれ、パート譜に現れる音域はF♯3〜C6、約2.5オクターヴです。これは管弦楽法の教本が載せている数値で、作曲家はこの範囲の中で書きます。「この楽器のために楽譜に何を書いてよいか」という問いへの答えです。
コルネットはB♭管で、長二度低く響きます。記譜音域のすべての音が同じ音程だけ動くので、実音域は記譜音域をそのままずらしたもの、つまり実音E3〜B♭5です。縮んだり伸びたりすることはなく、音域も一つの音と同じ方法で移調されます。
作曲家がフレーズが収まるかを確かめるとき、あるいは指揮者がコルネットに目の前のパートが吹けない理由を探るときに大切なのは、この数値です。記譜音域は「これを読めるか」に答え、実音域は「これは狙ったとおりの音高になるか」に答えます。
| 音 | 記譜音 | 実音 |
|---|---|---|
| 楽譜上の最低音 | F♯3 | E3 |
| 楽譜上の最高音 | C6 | B♭5 |
| 学習者が無理なく出せる最低音 | F♯3 | E3 |
| 学習者が無理なく出せる最高音 | A5 | G5 |
楽譜に書かれる音域と、成長途上の奏者が自分のものにしている音域は同じではありません。それを無視すると、パートを書かれた当のセクションが吹けなくなってしまいます。The Whole Hornは、F♯3〜A5をコルネットの学習者が無理なく出せる記譜音域とし、実音はE3〜G5です。
これは範囲であって、柵ではありません。その音が難所ではなくなるほど、成長途上の奏者が安定して出せる範囲のことです。楽器が決めた境界でも、誰かが「ここまで」と言い渡す限界でもありません。両端は練習とともに、人によって異なる速さで外へ広がり、高音側と低音側とでは広がる理由も異なります。今日A5に届かない生徒は、音域の外にいるのではなく、そこへ向かう途中にいます。
コルネットで一般に書かれる最高音はC6で、実音はB♭5です。これは楽譜に書かれる音域の上端で、測定値ではなく出版上の慣例です。作曲家が、奏者がその音を出せると前提にできなくなる境目の音にあたります。
トランペットと同じく、コルネットの上限を決めるのはバルブではなく、倍音列と奏者のアンブシュアです。コルネットの円錐形の管と深いマウスピースは、音色と高音域の出しやすさを変え、伝統的にトランペットより柔らかく柔軟だと言われますが、記譜音域は動かしません。コルネットとトランペットのパートが音高の上で互換なのは、そのためです。
楽譜の音域。このサイトの吹奏楽器の移調表の元になっている楽器表には、コルネットの独立した項目がありません。そのため上の数値はB♭トランペットのものであり、独自に出典を確認したコルネットの音域ではなく、その前提で示しています。二つの裏づけがあります。一つは The Whole Horn自身の楽器表で、B♭コルネットの項目の移調と音域の値が、B♭トランペットの項目と同一であること。もう一つは、Wikipedia のコルネットの記事が「ある調(通常はB♭)で作られたコルネットとトランペットは同じ高さで鳴り、楽器の演奏技法もほぼ同じである」と述べていることです。
学習者が無理なく出せる音域。The Whole Horn独自の楽器表で、B♭コルネットの項目は記譜音F♯3〜A5としています。
実音域。記譜音域を長二度下げて導き出したもので、移調ページが使うのと同じ音程表記エンジンを使っています。
コルネットの標準的な記譜音域はF♯3〜C6で、約2.5オクターヴです。この記譜音は実音でE3〜B♭5になります。
コルネットで一般に書かれる最高音はC6で、実音はB♭5です。これはパート譜が書かれる音域の上端であり、物理的な限界ではありません。その上限を左右する要因は下で説明します。
標準的な記譜音域の最低音はF♯3で、実音はE3です。The Whole Hornでは、F♯3を学習者が無理なく出せる最低の記譜音としています。
The Whole Hornがコルネットについて学習者が無理なく出せる記譜音域とするのはF♯3〜A5で、実音はE3〜G5です。これは成長途上の奏者が安定して出せる範囲であり、柵ではありません。練習によって両端は外へ広がり、その速さは人によって異なります。
いいえ。B♭管のコルネットは長二度低く響くため、記譜音域F♯3〜C6は実音でE3〜B♭5になります。
標準的な記譜音域で約2.5オクターヴ、F♯3からC6までです。学習者が無理なく出せる範囲はそれより狭く、F♯3からA5までです。